多様化する開発現場で生き残るためエンジニアは
ダイバーシティを受容し、コミュニケーション能力を磨いている。

2017.03.01

PROFILE

鈴木 順 / Sunao SUZUKI

Site Reliability Engineering Div. Vice president

2006年入社。前職では大手通信企業でシステム開発を行なっていたが、パッケージソフト開発に興味を持ちワークスにジョイン。ID統合管理製品の立ち上げから開発、営業を経験したのち人工知能型ERPシステム「HUE」 の開発に参加。

多様性を受け入れられない企業は生き残れない。そう言われて久しいけれど、どれだけの企業が変容できたでしょうか。次から次に生まれる最新技術は、グローバル、ダイバーシティなどを前提にしています。それらをフルに使いこなしてHUEの開発を進めるワークスは多様性も大切にしています。その実態を、鈴木 順に聞きました。

多様化する開発現場で生き残るためエンジニアは
ダイバーシティを受容し、コミュニケーション能力を磨いている。

ITの世界では、グローバルって単語がよく出てきますけど、ピンと来なかったんですよ、何年か前までは。たしかにオフショア開発とかは以前からありますけど、実態は労働力として利用しているだけだったり。日本でマネジメントしている人たちはウォーターフォール式の開発から抜けられずに、顧客に言われたゴールに向けて工程表を組んで、現場は全体像の見えないままコードを書いて。

でもいまワークスは、本当の意味でグローバルな開発環境になってきたなって思います。ワークスの主力製品は、旧態依然のクラサバからクラウドへ根本的に作り変えて、人工知能型ERPシステム「HUE」 という新製品をリリースしました。この開発環境現場には上海やインドのメンバーが数多く参加していて、エンジニアに占める日本人の割合は、もう半数を切ってるんですよ。

グローバル、ダイバーシティ、そんな単語が言葉としてではなく、日々の業務で実感できる環境になって、初めてわかったこともあります。それは、コミュニケーション能力の重要性。英語を喋れるとか、そういうことではありません。日々一緒に仕事をしていれば、言語の壁なんてあっという間に超えられますから。多様な人がいるのが普通だという感覚を持って、きちんとコミュニケーションを取っていくこと。グローバル開発が進んでいるゲーム業界のエンジニアはもう当たり前かもしれないけど、業務用アプリのエンジニアも、そういうことを実感しながら開発していかないといけない。いまはそういう時代なんだと思います。

ERPは巨大で、開発にも多くのエンジニアが必要です。日本だけでは集められず、上海、インドと広がっていきました。グローバル化は、先進的なエンジニアが必然的に突きつけられる現実だと思いますね。

まだ誰も見たことがないマルチクラウドのERPを
つくり、世の中に提供し続けるというチャレンジ。

多様性という観点では、HUEの開発がスタートしてから技術的なチャレンジも幅が広がりました。いまはスタートアップの段階ということでAWSを基盤に選んでいますが、将来はマルチクラウド化を視野に入れています。様々な要件に対応する際に適したプラットフォームを提供できるように、AWS以外のプラットフォームも選べるようにしていく予定です。

開発においても、AWS一辺倒ではなく多様なクラウドに応用が効くエンジニアが求められるのですが、業務用アプリはリリースがゴールじゃないんですよね。ユーザー企業の業務を止めないために、アプリを安定して稼働させ続けることが、とても重要。運用こそが課題なんです。ワークスには当社のERPを使ってくださっている1200企業グループの既存ユーザーがいますから、かなりの規模です。

いかにスムーズに運用していくかと言う事をユーザー企業は厳しい目で見ているでしょう。リリース後の運用フェーズでこそ、ワークスの、HUEの真価が評価されると言っても過言ではないと思っています。この問題をクリアすべく部門も新しく立ち上げました。この部門で安定したHUEサービスを世の中に提供していこうと。エンジニアとしては燃えますよ。

これまでとはまったく違うクラウドプラットフォーム上で作り上げていこうとしているので、
エンジニアとしては燃えますよ。

クラウドという新しい技術を先取りしているエンジニアと
一緒に学び、現場で技術を活かしながらともに成長したい。

既存のユーザーが多いというのがワークスの強みではありますが、先に言ったように厳しい目で見られるということでもあります。HUEにはワークスの生命がかかっているんです。しかも新しいプラットフォームですから、研究と実証を重ねながら進めています。運用といってもマニュアル通りの作業はなく、エンジニアリングと呼ぶべき領域ですよね。目指すゴールは、NoOps。クラウドの特性を活かして運用を可能な限り自動化することで、高い安定性を目指します。

いまは、クラウドについて勉強してキャッチアップしているところで、日々新しいことにチャレンジできる楽しい時間ですね。クラウド界隈は新しいことが次々に出てくるので、一緒に学んで現場で戦ってくれる仲間が増えると嬉しいなと思っています。特に、クラウド上でのシステム運用効率化について技術を持っているエンジニア、興味を持っているエンジニアが参加してくれると心強いな。一緒に成長していけたら、最高ですね。

大きい企業だと勉強会に参加しづらそうってイメージがあるかもしれないし、実際に参加させないなんて話も聞きます。でもワークスは違います。AWS最大のイベントであるre:Inventにも参加していますし、オープンソースのCassandraプロジェクトも後援しているんですよ。持ち帰った知見をベースに、技術をより深めていく環境もあるし、それを反映するHUEという製品もある。クラウド技術を業務用アプリという分野で活かしたい人にとってワークスはいま、いい環境が整っていますよ。

プラットフォームはクラウドだし、RDBも使わない。何を使ってどんな機能を作るのか、何の制約もない状態。そこからERPを作れるチャンスはそうありませんよ。

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だから、ワークスはERPを新築することにした。

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