さまざまなお客様と接する責任のある仕事。たくさんの課題に向き合う。
―――みなさんが普段している仕事内容や工夫している点について教えてください。
T.N.
まず前提として、当社の「コンサルタント」は担当するフェーズごとに大きく2種類に分かれています。一つ目は、お客様とのご契約の後、お客様が実際にシステムを使い始めるまでの「導入フェーズ」を伴走する「導入コンサルタント」。二つ目は、導入を終えシステムを使い始めた(稼働)後のアフターフォローを行う「保守コンサルタント」です。
また、システムの中でも機能や用途がいくつもあるため、導入コンサルタントはその領域ごとに得意分野が異なります。
私は導入コンサルタントとして、ERPパッケージソフトウェア「HUE」の固定資産管理システムの導入を担当しております。現在、私は5つのプロジェクトを担当しており、プロジェクトマネジャーとしてお客様との打ち合わせやチームのタスクの進捗管理を行っています。
システム導入を通して解決したい課題はお客様ごとに異なるので、要望をできるだけ詳細にヒアリングし、お客様とディスカッションしながら各社ごとに必要な機能や運用方法などを決めていくようにしていますね。
これまで新規システムを導入する際、今後の業務に支障がでないか不安を感じられるお客様はたくさんいらっしゃいました。
そうしたお客様の不安を払拭できるようリードするのが我々コンサルタントの役割です。
一つのプロジェクトを終えるのに通常6か月以上はかかり長期にわたることが多いのでいつも大変ですが、導入後はお客様に喜んでいただくことができるのでやりがいがとてもあります。
※固定資産管理システムの導入事例はこちらをご確認ください。
A.T.
私も導入コンサルタントとして、ERPパッケージソフトウェア「HUE」の経費精算システムの導入を担当しています。担当業務はT.N.さんが話した内容とほとんど同じなので私からは仕事で工夫していることについてお話します。
私が仕事で意識していることは社外・社内問わず色々な人とコミュニケーションを密にとるようにすることです。
お客様に要望をヒアリングする時も、ただ言われたことを聞いているだけではあまり意味がないので、話を深堀りしていき本質的な課題を見つけるために「なぜ」を何回も繰り返して質問し、お客様が抱えている最も大きな問題を引き出せるよう心がけています。
またコンサルタントは社内の営業職や開発職と連携して仕事をするので、社内でも積極的にコミュニケーションをとるようにしています。基本はテレワークで勤務しているので出社する機会はあまり多くないですが、オフィスに行った際は誰かとご飯に行くことが多いですね(笑)。
※経費精算システムの導入事例はこちらをご確認ください。
M.M.
私は、保守コンサルタントとして、ERPパッケージソフトウェア「HUE」を導入していただいたお客様に対してのアフターフォローをメインに行っています。担当のお客様と月1回定例会を開いて、システムの使用状況の確認やシステムの機能追加・変更などがあった時の説明などを行っています。
その他に、製品を利用中のお客様からの問い合わせ対応も担当しており、システムの不具合が発生した際やシステムの使用方法が分からないお客様のフォローを行っています。
またお客様がまだ導入していないシステムの提案を行うこともあります。「HUE」は財務会計や管理会計、経費精算など数種類のシステムがあり、お客様によって導入する数は異なります。定期的にお客様と会話することで新たな課題を発見することがあり、ニーズに合わせたシステムの導入提案を行っています。
前職は営業職だったので、自分の経験を活かして売上にも貢献できるように頑張りたいです!
固い話ばかりしてしまいましたが、仲良くなったお客様とはプライベートについて会話することもあり、楽しく働かせてもらっています(笑)。
※ERP 『HUE』 シリーズはこちらをご確認ください。
―――印象に残っているお仕事はありますか?
T.N.
初めて担当した導入プロジェクトが強く印象に残っています。担当したのは大手企業で複数の事業所を持つお客様だったのですが、事業所ごとにシステム導入で実現したいことが異なっており、要件を擦り合わせるのにとても苦労しました。
お客様と何度も打ち合わせをしていくうちに「この事業所とあの事業所が求めていることはパッと見違うように見えて実は同じだな」「この事業所の要望は全事業所にとってメリットがあるな」など色々なことに気付くことができるようになり、プロジェクトを進めることができました。
とても大変でしたが、導入後にお客様から「業務効率化ができた!」と喜んでいただけて、苦労した分プロジェクトが終わった時は達成感に溢れていましたね。
A.T.
私もT.N.さんと同じで初めて担当したお客様の導入プロジェクトが印象に残っています。私が最初に携わったプロジェクトは少し特殊で、社内に前例もナレッジもないようなプロジェクトでした。
それに加えて自身が主導してお客様とミーティングを行うことも初めてで、最初は思うようにプロジェクトをリードできず悔しい思いをしました。
仕事終わりに居酒屋で先輩によく相談をしてましたね(笑)。
ただ前例がないことを前向きに考えると、自分で社内に新たな事例を作ることができるし、難易度の高いプロジェクトに挑戦することで成長できる良い機会だなと考えるようになりました。
そのため徹底的にお客様にヒアリングを行い、出てきた意見や案から要件を整理して、システムの導入を進めました。
何とかプロジェクトを完遂することができ、お客様から「良い製品を導入できて本当に良かった。ありがとうございます。」と言われ、とても嬉しかったです。
M.M.
私は入社直後に起きたシステムの不具合の対応です。入社してすぐのIT知識キャッチアップ中の対応だったので、とても大変だった記憶があります。
正直なところ、最初はお客様との会話に出てくるIT用語を理解できないようなこともあり、自分で調べたり先輩に質問したりして意味を理解するようにしました。
そしてお客様からうかがった不具合の内容を社内の開発チームに伝えて、返ってきた説明に専門用語があると、また意味を確認しきちんと理解してからお客様にお伝えするようにしました。
すごく大変でしたが、自分でオーナーシップを持って対応したことで実践的にIT知識を身につけることができ、成長実感がありましたね。